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PRとマーケティングを連携させて事業成長を加速させる方法

1.PRとマーケティングを理解するはじめに テックタッチ株式会社でHead of PR/ Marketingを担当している中釜由起子です。朝日新聞社でWebメディアの編集長を務めた後、IT企業や当社でPRとマーケティングの部門を管掌し、強化してきました。 PRとは何か、マーケティングとは何かについて書かれた記事は多数あります。しかし、事業会社で実務に携わりながら、両部門の連携を意識した指標設計や戦略策定について書いた記事は少ないのが現状です。 そこで今回は、PRとマーケテ

経営戦略の考え方、プロダクトと経営戦略の結び付け方

皆様、こんにちは! テックタッチ株式会社のCFO/CPOの中出 昌哉(なかで・まさや)です。(@masaya_nakade)2024年の夏にCPO協会の理事に就任したということもあり、この記事では経営戦略の身に付け方と、経営戦略とプロダクト戦略のつなぎ方について書ければと思います。 【内容サマリー】 ・経営マインド、経営戦略の身につけ方 ・経営戦略とプロダクト戦略をどの様につなぐべきなのか(の僕の考え) ・プロダクトマネジメントに関わっている方だけではなく、製品を保有する会

スタートアップのための「最小限人事」のススメ ~GPTW最高評価企業が実践する組織づくりの秘訣~

はじめに:2025年もやります!note経営陣連載皆さんこんにちは!テックタッチ代表の井無田です。 当社製品が属する「DAP市場」の国内シェアNo.1の4年連続達成+圧倒的なシェア伸長(とあるVCさんからは「全投資先で、2024年の成長No.1」と仰っていただきました)を記念し、今年も、年始のマネジメント陣のnote連載リレーを実施します。週2目標でそれぞれの領域において、他社さんにも参考になりそうな、面白いトピックを投稿していきます。 少しでも皆さんのお役に立ちますことを

SaaSベンチャー×エンタープライズ事業で高成長を続ける営業組織の今

こんにちは!西野(@Soushi Nishino)です。 テックタッチ株式会社で営業組織の責任者をしています。 先日、デジタルアダプションツールの領域において、テックタッチが「国内シェア3年連続No.1」のシェアを獲得したことを発表させていただきました。 そのことを機に、今回は、下図のように成長速度を緩めずに(むしろ加速している)ここ1年の大きな成長を実現した営業組織(セールス、インサイド、アライアンス、ソリューソンコンサルタントチーム)の役割や取り組みについてご紹介さ

経営戦略と広報:事業を強化するための目標設計と組織づくりをどう進めるか?

テックタッチ株式会社のHead of PR/ Marketing の中釜由起子です。(@YukikoNakagama、入社エントリーはこちら)テックタッチは、昨年末、デジタルアダプションプラットフォーム(DAP)領域で3年連続国内シェアNo.1を獲得しました。 私たちのようなスタートアップかつ新領域のサービスは、認知の獲得がとても重要です。経営戦略において、広報はとても重要かつインパクトがあるにもかかわらず、体系立てて書かれたものが少ないです。最近他社の方にKPIの立て方や

成長し続けている会社の経営陣10の特徴と僕が意識していること

皆様、こんにちは! テックタッチ株式会社のCFO/CPOの中出 昌哉(なかで・まさや)です。(@masaya_nakade)直近取締役にも就任させてもらって、経営について考える機会が増加しています。 そんな中、経営陣note企画で僕の番が来ました。従前は、CFO業務やCPO業務のより業務に近い領域のnoteを書いてきたのですが、今回は趣向を変えて、少し俯瞰した目線でnoteを書いてみたいと思います。ライトな内容・分量なのでパッと読めると思います。 今回の内容は、タイトルの

エンプラ向けCSチームの能力開発プログラムの現在地

こんにちは、テックタッチのVP of Customer Successをしている垣畑です。 先日、当社が提供する「テックタッチ」が、DAP市場における国内シェア1位を3年連続で獲得しました。 これを受け、今回は事業成長が続く中で、どのようにしてCSチームのスケーラビリティを確保しようとしているか、ご紹介させてください。 なお、この機に私だけでなく代表の井無田や他の経営陣によるnoteも公開していますので、よろしければご覧ください。 これまでの組織づくりプロセスの振り返

フェーズ毎の社長の仕事について振り返る

みなさんこんにちは、テックタッチ代表の井無田です。 当社製品が属するDAP市場における国内シェアNo.1の3年連続達成を記念して、約1年ぶりとなる弊社マネジメント陣のnote連載リレーを実施します。 今回も自分たちがエンタープライズSaaSの先輩が少なかった時のことを思い起こし、市場に僕らの経験を少しでも還元できれば、という思いで書いていきますのでお楽しみに! まずは第一弾として、僕から、スタートアップ代表がよく聞かれる質問TOP3に入るであろう、「どんなことに時間使ってい

PMM(プロダクトマーケティングマネージャー)とPM(プロダクトマネジメント)を科学する旅  (第1回)

皆様、こんにちは! テックタッチ株式会社のHead of PMの中出 昌哉(なかで・まさや)です。(@masaya_nakade)CFOも兼務しています。 CFOとして私自身が何をやっているかについて、noteをずっと書いてましたが、今ほとんどの(80%ぐらい)時間をPMM(プロダクトマーケティングマネージャー。以下、PMM)とPM(プロダクトマネジメント。以下、PM)業務に時間を使っているので、複数本でPMMとPMについてもnoteを書いて、ナレッジ還元ができればと思って

数字でドライブする経営(後編)

皆様、こんにちは! テックタッチ株式会社のCFOの中出 昌哉(なかで・まさや)です。(@masaya_nakade) 最近、色々な経営者の方と数字を経営にどう活かしているかという意見交換をしたり、テックタッチ社内での経営の舵取りの際も、数字を使った経営判断をすることが多くなってきているので、「数字でドライブする経営」についてのナレッジシェアを目的に、noteを書いてます。 前回、「数字でドライブする経営(前編)」の続編という形になります。なお、前回のnoteはこちらです。

数字でドライブする経営(前編)

皆様、こんにちは! テックタッチ株式会社のCFOの中出 昌哉(なかで・まさや)です。(@masaya_nakade) 最近、色々な経営者の方と数字を経営にどう活かしているかという意見交換をしたり、テックタッチ社内での経営の舵取りの際も、数字を使った経営判断をすることが多くなってきているので、「数字でドライブする経営」についてのナレッジシェアを目的に、今回noteを書くことにしました。 日本だと、資金調達の人となりがちなCFOですが、海外では、経営を数値で可視化・経営戦略を

シリーズB資金調達の裏側: テックタッチはスタートアップ冬の時代になぜ20億円強を調達できたのか?(後編:銀行借入ver)

皆様、こんにちは! テックタッチ株式会社のCFOの中出 昌哉(なかで まさや)です。(@masaya_nakade)(入社エントリーはこちら) テックタッチは、2023年1月11日にシリーズBのファイナンスとして、17.8億円の資金調達を発表しました。 また、その際に書いた記事がこちらなのですが、自分の想定の10倍以上読まれており、非常に嬉しく思っております。また、記事を読んだ後にコンタクト頂いた方も多く、様々な方とお話する機会が増えたことも個人的には嬉しかったです。その際

テックタッチがエンタープライズセールスに成功した理由とノウハウを公開します

こんにちは!西野(@Soushi Nishino)です。 テックタッチ株式会社で営業責任者をしています。2023年1月に、シリーズBとして17.8億円の資金調達を発表しました。 前回「全てのスタートアップの壁!?エンタープライズ企業への営業を要素分解する」からの続編で、弊社テックタッチでどのようにエンタープライズのビジネスを立ち上げてきたか、初期にやるべきこと、採用についてをまとめました。 エンプラ企業をいかに攻略するか 1社目の実績をスタートアップがいかに作るか 最

全てのスタートアップの壁!?エンタープライズ企業への営業を要素分解する

こんにちは!西野(@Soushi Nishino)です。 テックタッチ株式会社で営業責任者をしています。2023年1月に、シリーズBとして17.8億円の資金調達を発表しました。 私がテックタッチに入社したのは2022年3月。この1年で大手企業の契約は増え、利用ユーザー数は200万人を超えました。この節目に、スタートアップ企業がエンタープライズセールスを成功させるためのナレッジをまとめてシェアしたいと思います。 スタートアップで「エンタープライズセールスを成功させたい」と思っ