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経営のこだわり

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記事一覧

経営戦略と広報:事業を強化するための目標設計と組織づくりをどう進めるか?

テックタッチ株式会社のHead of PR/ Marketing の中釜由起子です。(@YukikoNakagama、入社エントリーはこちら)テックタッチは、昨年末、デジタルアダプションプラットフォーム(DAP)領域で3年連続国内シェアNo.1を獲得しました。 私たちのようなスタートアップかつ新領域のサービスは、認知の獲得がとても重要です。経営戦略において、広報はとても重要かつインパクトがあるにもかかわらず、体系立てて書かれたものが少ないです。最近他社の方にKPIの立て方や

成長し続けている会社の経営陣10の特徴と僕が意識していること

皆様、こんにちは! テックタッチ株式会社のCFO/CPOの中出 昌哉(なかで・まさや)です。(@masaya_nakade)直近取締役にも就任させてもらって、経営について考える機会が増加しています。 そんな中、経営陣note企画で僕の番が来ました。従前は、CFO業務やCPO業務のより業務に近い領域のnoteを書いてきたのですが、今回は趣向を変えて、少し俯瞰した目線でnoteを書いてみたいと思います。ライトな内容・分量なのでパッと読めると思います。 今回の内容は、タイトルの

エンプラ向けCSチームの能力開発プログラムの現在地

こんにちは、テックタッチのVP of Customer Successをしている垣畑です。 先日、当社が提供する「テックタッチ」が、DAP市場における国内シェア1位を3年連続で獲得しました。 これを受け、今回は事業成長が続く中で、どのようにしてCSチームのスケーラビリティを確保しようとしているか、ご紹介させてください。 なお、この機に私だけでなく代表の井無田や他の経営陣によるnoteも公開していますので、よろしければご覧ください。 これまでの組織づくりプロセスの振り返

フェーズ毎の社長の仕事について振り返る

みなさんこんにちは、テックタッチ代表の井無田です。 当社製品が属するDAP市場における国内シェアNo.1の3年連続達成を記念して、約1年ぶりとなる弊社マネジメント陣のnote連載リレーを実施します。 今回も自分たちがエンタープライズSaaSの先輩が少なかった時のことを思い起こし、市場に僕らの経験を少しでも還元できれば、という思いで書いていきますのでお楽しみに! まずは第一弾として、僕から、スタートアップ代表がよく聞かれる質問TOP3に入るであろう、「どんなことに時間使ってい

PMM(プロダクトマーケティングマネージャー)とPM(プロダクトマネジメント)を科学する旅  (第1回)

皆様、こんにちは! テックタッチ株式会社のHead of PMの中出 昌哉(なかで・まさや)です。(@masaya_nakade)CFOも兼務しています。 CFOとして私自身が何をやっているかについて、noteをずっと書いてましたが、今ほとんどの(80%ぐらい)時間をPMM(プロダクトマーケティングマネージャー。以下、PMM)とPM(プロダクトマネジメント。以下、PM)業務に時間を使っているので、複数本でPMMとPMについてもnoteを書いて、ナレッジ還元ができればと思って

数字でドライブする経営(後編)

皆様、こんにちは! テックタッチ株式会社のCFOの中出 昌哉(なかで・まさや)です。(@masaya_nakade) 最近、色々な経営者の方と数字を経営にどう活かしているかという意見交換をしたり、テックタッチ社内での経営の舵取りの際も、数字を使った経営判断をすることが多くなってきているので、「数字でドライブする経営」についてのナレッジシェアを目的に、noteを書いてます。 前回、「数字でドライブする経営(前編)」の続編という形になります。なお、前回のnoteはこちらです。

数字でドライブする経営(前編)

皆様、こんにちは! テックタッチ株式会社のCFOの中出 昌哉(なかで・まさや)です。(@masaya_nakade) 最近、色々な経営者の方と数字を経営にどう活かしているかという意見交換をしたり、テックタッチ社内での経営の舵取りの際も、数字を使った経営判断をすることが多くなってきているので、「数字でドライブする経営」についてのナレッジシェアを目的に、今回noteを書くことにしました。 日本だと、資金調達の人となりがちなCFOですが、海外では、経営を数値で可視化・経営戦略を

シリーズB資金調達の裏側: テックタッチはスタートアップ冬の時代になぜ20億円強を調達できたのか?(後編:銀行借入ver)

皆様、こんにちは! テックタッチ株式会社のCFOの中出 昌哉(なかで まさや)です。(@masaya_nakade)(入社エントリーはこちら) テックタッチは、2023年1月11日にシリーズBのファイナンスとして、17.8億円の資金調達を発表しました。 また、その際に書いた記事がこちらなのですが、自分の想定の10倍以上読まれており、非常に嬉しく思っております。また、記事を読んだ後にコンタクト頂いた方も多く、様々な方とお話する機会が増えたことも個人的には嬉しかったです。その際

テックタッチがエンタープライズセールスに成功した理由とノウハウを公開します

こんにちは!西野(@Soushi Nishino)です。 テックタッチ株式会社で営業責任者をしています。2023年1月に、シリーズBとして17.8億円の資金調達を発表しました。 前回「全てのスタートアップの壁!?エンタープライズ企業への営業を要素分解する」からの続編で、弊社テックタッチでどのようにエンタープライズのビジネスを立ち上げてきたか、初期にやるべきこと、採用についてをまとめました。 エンプラ企業をいかに攻略するか 1社目の実績をスタートアップがいかに作るか 最

全てのスタートアップの壁!?エンタープライズ企業への営業を要素分解する

こんにちは!西野(@Soushi Nishino)です。 テックタッチ株式会社で営業責任者をしています。2023年1月に、シリーズBとして17.8億円の資金調達を発表しました。 私がテックタッチに入社したのは2022年3月。この1年で大手企業の契約は増え、利用ユーザー数は200万人を超えました。この節目に、スタートアップ企業がエンタープライズセールスを成功させるためのナレッジをまとめてシェアしたいと思います。 スタートアップで「エンタープライズセールスを成功させたい」と思っ

SaaSの真骨頂「プロダクトの継続的な改善」をエンプラ市場で回す為にやってきた事

note読者の皆さん、はじめまして。 テックタッチ株式会社CTOの日比野です。 先日、シリーズBとして17.8億円の資金調達を発表させていただきました。 テックタッチは創業が2018年3月ですので、シリーズBまで4年10カ月かかったことになります。 この記事を開いていただいている方ですと、界隈の方が多いと思いますので釈迦に説法感はあるのですが、シリーズBというのは「事業を急成長させるフェーズ」になり、僕らはそのスタートラインに4年10カ月を経て立つことができました。 この

【後編:これまでの歩み】スーパーエンプラ向けSaaSのカスタマーサクセスのオペレーション、組織づくりで考えたこと

こんにちは! テックタッチ株式会社でVP of Customer Successをしている垣畑です。 前回の記事で、テックタッチのCS組織の現在の姿やその背後にある考えを、あくまで発展途上の姿としてですが、ご紹介させて頂きました。 今回は、そうした形に至る2年の中でどんな課題に直面し、どのように解決してきたのか、失敗したことも含め、時系列でドキュメンタリー風にお届けしたいと思います。 これからCS組織を作られる方に、少しでも参考にしていただければ幸いです! 2021年4月

スーパーエンプラ向けSaaSのカスタマーサクセスのオペレーション、組織づくりで考えたこと(前編)

こんにちは! テックタッチ株式会社でVP of Customer Successをしている垣畑です。 2023年1月、テックタッチはシリーズBとして17.8億円の資金調達を発表させて頂きました。 これを機に、当社のCS組織の現状についてご紹介させて頂きたいと思います。当社のCSのユニークさは、「スーパーエンタープライズ企業に対応できる組織」であることで、スタートアップとしては珍しい数万人規模の大企業のお客様に、テックタッチの価値をうまくお届けできるような組織・運用を整備して

シリーズB資金調達の裏側: テックタッチはスタートアップ冬の時代になぜ20億円強を調達できたのか?

皆様、こんにちは! テックタッチ株式会社のCFOの中出 昌哉(なかで まさや)です。(@masaya_nakade)(入社エントリーはこちら) テックタッチは、2023年1月11日にシリーズBのファイナンスとして、17.8億円の資金調達を発表しました。その後デットでの調達も合わせると、20億円強の資金調達になります。 スタートアップ冬の時代と呼ばれて久しい中で、しっかりしたバリュエーション・資金調達金額だった事もあり、色々な人から少し話を聞かせてほしいと言われる事も多く、大