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三井不動産の宇都宮幹子氏が語る。既存システムが「テックタッチ」で“生まれ変わる”瞬間

こんにちは!
テックタッチ広報担当です。

テックタッチでは、大手企業のお客様を中心に、デジタルアダプションプラットフォーム(DAP)「テックタッチ」の導入を進めています。
今回は、三井不動産のDX本部で副本部長を務める執行役員の宇都宮幹子氏に、代表の井無田がインタビューし、「テックタッチ」が同社のDX戦略をどのように支えているかについて聞きました。

<宇都宮氏プロフィール>
大学卒業後、1991年三井不動産入社。仙台支店、レッツ営業室、法人ソリューション部を経て、ホテル運営会社に出向。その後、ITイノベーション部グループ長やレッツ資産活用部長など、開発や営業、ITなど幅広い職務を経験した後、2021年に執行役員に就任。2023年からは、DX本部 副本部長 兼 DX一部長を務める。


属人化を防ぎ、DXの推進に役立っている

―――三井不動産は、8月5日に新しいDXビジョンを公表されました。そこでは、「リアル×デジタルによる不動産ビジネスを変革する」として、オフィス、商業施設、スポーツ・エンターテインメントなどグループのリアルの場におけるお客様との接点やネットワークを活かしたデジタル・プラットフォームを強化し、リアルの場の価値最大化を実現するという目標を示しています。非常に前向きで、明るい未来を感じるDXですね。

宇都宮氏: 今はまだ、PoC段階の施策が多いですが、投資に対する成果は常に意識しています。例えば、働き方改革に関する施策は、業務の削減時間を数字で表せますがビジネス変革や売上への貢献などは効果を測りにくいところがあり難しいですね。

三井不動産株式会社 宇都宮 幹子氏

―――毎年公表している「DX白書」で、DXの進捗を報告されていますが、早くから生産性向上の取り組みに力を入れています。2017年にはシェアオフィス「ワークスタイリング」事業を開始し、2020年にはここに「テックタッチ」を導入いただきました。それ以来、社内のさまざまなシステムに展開していただいています。

宇都宮氏: 「操作ミスおよび問い合わせが減る」「マニュアルを見る・覚える」といったことから解放され、業務効率化・省力化が推進されると考え、「テックタッチ」の導入を検討しました。

特に私たちの会社は、マニュアルをあまり見ない人が多いので、そういった点からも「テックタッチ」はぴったりで、業務効率化や省力化を推進するうえで大変役立っています。

―――使ってみた感想はいかがですか。

宇都宮氏: 現在は10以上のシステムで活用しています。新規システムに導入した際はもちろんですが、既に稼働して何年も経っているシステムに導入した際に、より一層価値を感じます。今まで「使い方がわかりにくい」などの不満が上がっていた既存システムに、「テックタッチ」のガイドやツールチップが出るようになることで、一気に使いやすくなり、既存システムが「生まれ変わり」ました。既存システムの評価・価値を上げてくれていると実感しています。

また、「テックタッチ」が入ることで、各システムのトレーニングコストが抑えられるだけでなく、業務ノウハウの属人化も防ぎ、広い意味でDXの推進に役立っています。

社内でも人気のサービスになっていて、さまざまな部署から「部門固有のシステムにも入れたい」という声が上がるようになりました。今では私たちにとって不可欠なサービスになっています。

ユーザー数だけでなく、確認の手間を基準に対象システムを考える

―――御社は私たちにとっても、先駆けといえるお客さまで、対象システムを限定せず、幅広く社内システム全体を対象として契約、ご活用いただいています。どのような視点で、導入対象のシステムを決めているのでしょうか。

テックタッチ株式会社 井無田 仲

宇都宮氏: 今までは、エンドユーザーが多いシステムを対象に導入していたのですが、今後は少し観点を変えて、人事、総務、経理など、「入力された情報が正しいかどうか」という確認作業に手を取られることが多いシステムの省力化を図りたいと考えています。そこに、生成AIなどとあわせて「テックタッチ」を導入していきたいです。

「テックタッチ」が入ることで、入力内容の誤りが減れば、担当者の確認の手間が減るはずです。こういったところは、なかなか見えにくい部分ではありますが、現場の担当者の手間を積み上げると、かなりの工数になりそうですから、導入効果も高いのではと期待しています。

―――生成AIの活用にも力を入れていらっしゃいます。

宇都宮氏: 三井不動産には、新しいことにも躊躇せず「とりあえずやってみよう」という文化があります。生成AIについても、DX本部には専任チームが組成され早い時期から活用を検討してきました。

2023年8月からは、自社特化型AIチャットツール「&Chat」を運用しており、ここにノウハウを蓄積して社内のさまざまなITマニュアルも検索できるようにすることなどを考えています。また、「全社生成AI活用アイデアソン」を実施して、業務改善につながるプロンプトやアイデアを社内募集したのですが、おもしろいアイデアがたくさん上がっています。

―――これから、社内から上がってきたおもしろいアイデアが、どんどん具現化されていくことと思います。楽しみですね。

テックタッチも、生成AIには力を入れています。今後も、業務効率向上だけでなく、システム利用の定着化などを通じて、三井不動産のDX推進のお手伝いをさせていただきたいと考えています。本日はありがとうございました。

三井不動産株式会社の宇都宮さま、ご協力いただきありがとうございました!
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