Engineeringチームの働き方vol.02 CTO日比野に聞く、フルリモート環境での働き方について
みなさん、こんにちは!
テックタッチ採用広報チームです。
テックタッチでは、2022年の3月からEngineeringチームにてフルリモートワークを導入しています。今回はテックタッチ取締役 CTOの日比野に、フルリモート導入の経緯、フルリモート候補者を対象とした採用活動について、また実際にフルリモートでどのようにコミュニケーションを深めているのかについて詳しく聞きました。
本記事では後編として、フルリモート環境での働き方についてまとめています。前回は「CTO日比野に聞く、フルリモート導入の経緯とフルリモートでの採用活動について」と題して前編を公開していますので、ぜひそちらもご覧ください!
補足:Engineeringチームとは
テックタッチでは開発組織のなかでも、エンジニアを中心としたEngineeringチームをフルリモートワークの対象者としています。
(参考:採用Deck掲載、開発組織の組織図※2023年12月現在)
フルリモートでもカルチャーの浸透、信頼関係の構築はできる。テックタッチEngineeringチームの働き方とは?
オンラインでも「みんなで集まる」カルチャー
――フルリモートを導入することで、業務やコミュニケーションなどに変化があるという懸念はなかったのでしょうか。
日比野:エンジニア側からすると、開発効率が下がるという懸念はありませんでした。そもそもテックタッチのEngineeringチームには、「みんなでコラボレーションしながら物事を進めていく」というカルチャーが浸透しています。
具体的には、プログラミングをしていく中でも2人1組でコードを書くペアプログラミングを好んでいるエンジニアがほとんどです。また、読書会なども自主的に開催しています。オンラインだとしても、「みんなで集まってやろう」という意識が強いんです。
なので「フルリモートになったからといって、コミュニケーション量が減ってしまうかも」という懸念はありませんでしたね。普段もTandemというサービス(チャットツールのようなもので、オンライン上でWaveという機能を使って気軽に声をかけることができたり、MTGに気軽にリスナーとして参加できるようなツール)を活用し、ゆるくつながりながら仮想のオフィス空間のような形で作業をしています。
――それは会社側から働きかけてそうなったのでしょうか。
日比野:いえ、完全にメンバーの自主的な動きです。僕が何かするまでもない、という感じですね。現場から「こうしたい」と上がってくる、ボトムアップカルチャーがテックタッチの特徴でもあります。
――Engineering組織にフルリモートを導入する決めた際の、全社からの反応を教えてください。
日比野:実は、良くも悪くも大きな反応はありませんでした。ビジネス組織も、出社目標として4割程度を掲げている為、6割程度は在宅で業務を行っており、比較的みんなが在宅環境での業務に理解がありました。ハイブリット型の出勤体制をとることで、QOLを上げた状態で仕事に取り組めているのだと思います。そのため、「なんでエンジニアだけ」といった反応はまったくなかったですね。
オフィスも魅力的に、「働きやすさ」を常に追求
――その一方で、Engineeringチームでも「オフィスに出社したい」というメンバーもいますよね。
日比野:もちろんです。そういうメンバーに対してオフィス環境を整えることも重要だと考えています。22年の11月に現在のオフィスに移転してきました。以前のオフィスが手狭になったことも理由でしたが、「出社したいオフィス」を構えておきたい、というのも大きな理由としてあります。
「出社したいオフィス」とはどんなものか、メンバーが意見を出し合ってくれました。個人のロッカーがある、備品としてケーブル類がある、そしてオフィスの立地などです。フルリモート可としていても、リモートのみにフォーカスせず、全員が働きやすい環境づくりは何か、と考えて取り組んできました。現状では、オフィスの全ての席にモニターを設置しているなかで、ワイドモニターはエンジニア優先にしていたり、スタンディングデスクも設けるなどしています。
リモートワークをするメンバーに対しても、「ワイドモニター購入補助」を出して、働きやすい環境づくりを支援しています。また、全社に対して毎月5,000円のリモート手当を支給しています。
――最後に、テックタッチに興味を持ってくださっている未来の候補者の方に一言お願いします。
日比野:フルリモートは、あくまで「働きやすさ」の観点での話です。仕事をしていくうえで「働きがい」も大事ですが、同じぐらい「働きやすさ」も無視できないものだと考えています。
2022年3月の開始から1年半ほどが経ったフルリモートワーク制度で、現在は、北は北海道、南は鹿児島まで全国各地から活躍してくれているメンバーがいます。今年10月に実施されたプロダクトチームのオフサイトミーティングでは、ワークショップのひとつとして、「リモートワークの働きやすさ」について考えよう~リモートワークハンドブック作成プロジェクト~」とアジェンダを取り扱いました。そのプロジェクトは、オフサイトミーティングから3ヶ月ほどが経過した現在も、フルリモートで働くメンバーを中心に推進されています。これからもフルリモート有無に関係なく、組織として最大のパフォーマンスをあげられる環境を、チーム全体で考えていきたいと思っています。
▼テックタッチ採用ページ
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